ユーロ4及びユーロ5対応のSC-PROJECTスリップオンマフラーに関する車検対応について、国土交通省の音量規制文書を精査の上、SC-PROJECTマフラー装着車両の持ち込み検査の結果、現在弊社では国土交通省承認済み車検対応マフラーとして販売しています。
Sc Project Shaken
近年騒音規制が強化され、平成28年度規制により、車検時のみならず日頃においても基準を満たしている必要があり、「車検対応マフラーであることを使用者が証明する義務」を負うことになりました。公的機関による性能証明が必要であり、マフラー本体に「性能確認済」の表示が必要とされています。
SC-PROJECT製品はユーロ4とユーロ5に関する(ニ)、(ホ)に適合します。
引用 : 国土交通省
ユーロ4、ユーロ5適合製品(欧州連合指令適合品及び協定規則適合品)には、マフラー本体にEマークもしくはeマークの刻印があり、製品に付属するSC-PROJECT発行の承認証明書には、公的機関発行のレポートナンバー、適合のマフラーの種類、適合車種のエンジン型式 (原動機の型式) が記載されております。
また、承認証明書はユーロ4及びユーロ5の厳しい試験基準を満たしていることを示すものであり、ユーロ4以降、日本の騒音規制もユーロ規格に準拠しておりますので、騒音防止装置に関する日本の技術基準を満たしていることを国土交通省が承認しています。
なお、音量についてはユーロ4及びユーロ5の厳しい基準を満たす為、車両ごとの音量数値を超えない範囲での設計となっていますが、車両及びSC-PROJECTマフラーの状態 (消耗や劣化等) により変動しますので、最終的には担当の検査官が測定して判断となります。これについては純正のマフラーでも同様です。
マフラー交換時に純正のキャタライザーを使用する車両については、検査の際に自動車排出ガス試験結果証明書 (通称ガスレポ) の提出義務がありません。
そのため、純正のキャタライザーを使用するユーロ4及びユーロ5適合のスリップオンマフラーについては車検の基準を充分に満たしていることになります。
現在SC-PROJECT製品に関しまして、車検対応とする条件は、下記の通りです。
- ユーロ4及びユーロ5対応モデルで車検対応の対象となるのは2016年以降のモデルのみ
- 純正キャタライザー使用
- 承認証明書のEngine Typeと車検証の原動機の型式が一致
- バッフルの取り外し等の製品に加工が一切されていないこと(ユーロ規格承認の条件でもあります)
なお、ユーロ4及びユーロ5対応のスリップオンマフラーで純正キャタライザーを使用するものでも車検対応不可の製品もございます。
車検対応の製品については各商品ページに記載しておりますので、必ずチャート内の原動機の型式の項目をご確認下さい。
※下記についてご注意下さい。
車検対応 = 車検合格保証ではなく、車検受験資格を得ることですので、無条件で車検に合格を保証するものではございません。
ユーロ3適合のSC-PROJECT製マフラーやその他のレース専用マフラーについては、車検の受験資格がありません。
その他車検に関する詳しい規定については、下記リンクからご確認頂けます。
リンク : 独立行政法人自動車技術総合機構審査事務規程
車検場での確認事項
必要な書類の準備と法定費用 (検査代、重量税)と必要であれば自賠責保険の更新の支払いを場内の各事務所で済ませ、検査場 (検査コース)に車両を持ち込み並びます。
検査場によって多少検査の順番が変わることもありますが、検査項目は同じです。マフラーについては検査レーンに入る前に検査官に確認されることが多いです。
純正マフラーであればそのままパスされることが多いですが、SC-PROJECT製マフラーの場合は、アフターパーツですので、その他にも必須の確認事項があります。
まず、どこの機関がそのマフラーについて認証及び承認しているのか確認されます。
SC-PROJECT製マフラーについては、Eマーク又はeマークの刻印がありますので、こちらを提示してください。
上記刻印に対する証明書類の提示を求められる場合がありますので、その際には、商品に同梱しているユーロ承認証明書をご提示ください。
車検証及び承認証明書に記載のエンジン型式(原動機の型式)が一致するかどうか確認されますので、事前に車体にあるエンジン型式の記載場所を把握しておくとスムーズに検査が進みます。
キャタライザーの確認もありますが、車検対応のSC-PROJECTスリップオンマフラーについては、純正のキャタライザーを使用するもののみですので、そのまま次の検査に進めます。
マフラー本体と純正キャタライザー、Eマーク又はeマークの刻印、エンジン型式について問題がなければその後音量の検査となりますが、音量計測専用のマイクを使用し、検査官が対応しますので計測結果を待ちます。
上記検査の他にマフラーについては排ガスの検査がありますが、検査レーンに入る前、もしくは検査レーンの中のいずれかで自分で行うよう指示されることが多いです。
マフラーについて検査官のOKをもらい、その他の検査項目もクリアすることで車検合格となります。
最後に所定の事務所に合格印が押された自動車検査票を提出することで新しい車検証が発行され、完了となります。